2008-04-08 ■ 文章 - 君の結界を溶かす術は無いのかい。私に持ちえないのかい。 引き寄せて侵入する力を与えてはくれないのかい。 空が黒い。遠い。低い。怖い。 - 落ちてきた人間の体に駆け寄った。呪われて振ってきたに違いない。 体の至る部分が揺れていて、渦巻いていて、染み込んでいる。 隣に寝かせて、生身の体を常に見続けた。 そうなんだ。簡単な事なんだ。模倣すればいいのだ。擬態すればいいのだ。 そして結界の力を弱めて、疑わせればいいのだ。 - 忍び込んだ後・・・・・・・・。 - 光に満ちた・・・・・・・・・。