文章

睡眠薬なんて

手を、退けろ 触れるなよ、俺の女に 手を、退けろ 身長165㎝、体重45kg、関係ない戦ってみせる こんな風になりたかった訳じゃないんだが、仕方が無い 幸い俺の頭はもう壊れてる イカレた人間はつよい、半端な奴なら打ち伏せてみせる 無理そうなら逃げるよ 自…

明け方、私は独りになるのです 君は眠ってしまいました 受話器越しに聴こえる吐息と共に お休みなさい しばらく聴いてるね、寂しいけど落ち着くから

黒猫と二人、過去を想う

階段を登っていたら一匹の黒猫にあった 一匹と一人、過去の世界を思い描く 昔は私以外にも人間が居た 傷付け合うくらいなら、異性なんて居なくなればいいのに 求め合わないくらいなら、同性なんて居なくなればいいのに そう想いながら眠りについた夜、それが…

ごめんね、留美ちゃん

あたしの、この乾いたクチビルで貴女の艶やかなクチビルに、口付けていいのかしら だめ、だめだわ あたしは独りで生きていくの いままでだってそうだったじゃない すき。と告げた女の子はみんな逃げたじゃない わかる、わかるわよもちろん 好意なんて恐ろし…

息をする様に自分を傷付ける 自分から別れを告げた ボロボロになって 裸で床に転がる、傷だらけのそれはただの自傷 強請る まだ帰らないで欲しかったのに

選択する

声がきこえる。 来週の月曜日が僕の誕生日。 「……。女か音か、どちらか選べ。本来ならば君は18の歳で死ぬ運命だったのだ。サァ選べ…。」 彼女か音か、どちらかを失うのだ。何て残酷なんだろう。 僕には音楽が在った。 独りで生きていくつもりだった。 音楽が…

君が君を嫌いでも、僕は君がすきだよ。 例えばさ、パァーンて撃たれたら喜んで楯になるし、 暴漢に襲われたら君を抱いて全力で逃げるよ。 君を大切にするということは、僕を大切にするということ。僕は君を大切には出来ない。 僕は僕が嫌いなんだよ、君と同…

ベッドで抱き合う

ベッドで抱き合う。二人で。 彼が上で私が下。 お互いの耳元にお互いの口元が触れていて、リアルな声がきこえる。彼の重みを感じる。 私たちは仕事を終えて毎日、囁き合う。 「このまま一本の刃物に貫かれて、一緒に苦しみながら死ねたら素敵なのにね。」っ…

pr-ostitution÷time limit

自暴自棄になった。 得体の知れない、下らない男に体を売って、愛する男の手を自ら解いて。 あとで後悔してシットリ、泣いてもフラフラ、喚いても、 あたしにはあの人の体に触れる権利はもう無いのだわ。 こんな体なんか、もう要らない。捨ててしまいたい。 …

ベッドで抱き合う

ベッドで抱き合う。二人で。 彼が上で私が下。 お互いの耳元にお互いの口元が触れていて、リアルな声がきこえる。彼の重みを感じる。 私たちは仕事を終えて毎日、囁き合う。 「このまま一本の刃物に貫かれて、一緒に苦しみながら死ねたら素敵なのにね。」っ…

温度は低い 解放してください 繋いだ手を 首に錆び付いた鎖を離してください、お願いします 見棄てて欲しい

OverDoes

ベッドの上に自分を見付ける 眠ったのはいつかな 昨日かしら 一昨日かしら それとも、いま生まれたのかしら 眼が覚めたら体には深い深い切り傷と酷い酷い火傷がたくさん 右手には眉剃り 左手にはライター 体の至る所には燃え尽きて灰になったトイレットペー…

hollow body!!

白い部屋、あたしには解る。この扉は一度閉じたら二度と開かない。 インターフォンが為る、あたしの彼が待っているんだわ。 あたしは思い描くの。 この白い部屋で彼と、死ぬまで交わる時間を。 気が狂っても構わないわ。 あたしには選ぶ権利がある。勿論、ど…

hollow body!!

本を読みながら 音楽を聞きながら それでも足りない何かを探しています hollow body!! クスリをたしなんで 慎みながら終わりにしましょう 気にしないでください、多少のことです 死ぬ前に卵を一つ、生んでいきます この子はやがて僕になるでしょう 時代遅れ…

旅立ちの準備に忙しいお願いします、クローンをください 何かをする為では無くて 何もしない為の雨が降ってきました ミミがドラムを叩いて居ます 壊れている、とても クローンクローン クローンをください 天国に行った後姿が変わらないなら、 髪を金色に染…

カウントダウン0

生きたいな。生きた文章を書きたいな。 肩を叩かないで 振り向かせないで下さい バス、動かないで下さい 今は黙って最期のときを さようなら さようなら さようなら…ヒューン

カウントダウン1

死にたい、だなんて言える人は一人しか居なくて、 でもほんとうはその人にこそ言ってはいけない 苦しみに悶えながら独りで死ねればいいのに 関係を持った人が居るでしょう 僕が居なくなって悲しくなる人も居るでしょう 僕はもうどうしていいのかわかりません…

カウントダウン2

何も苦しくないあなたは 何も嬉しくなくて このままだと死ぬべきではない人よりも生き永らえます 背後ばかり気にしてないで前向いて 殺してくれる人を探しなさい 独自のその眼差しで全力で愛して 傷付け合って 泣き叫んで 悲鳴に触れて それを喜びなさいあな…

カウントダウン3

ほんとうは何も苦しくないよ 怖いから手首なんか切らなくて 夜だって独りで眠れるし 枕元から消えた眼鏡も独りで探します目覚めた時に君が隣に居る必要は無くて 赤は美しい ユックリと通り過ぎた車には 眠った大人が 終わりだよ、もう 思い通りにいかないか…

薬をのんでフラフラになって 薬をのんでユラユラになって いつもよりたくさんのんで モクリユルリ でもだめ まだ足りないよ もっとたくさん欲しい 何も解らなくなってクラクラしてたいよ でもさ、もう無いのだ 一番キツイ薬はもうないし 二番目にキツイ薬も…

永いあいだ画面をみつめて 悲しくて悲しくて 出てくる言葉はいつもの、君は眠れましたか 更に更に悲しんで フリマワリタイ

息をしない約束。

僕は彼女と、息をしない約束。 透明でふわふわしていて、息苦しくて気持ちいい。 死ぬまで約束を守るよ。 この部屋に空気を入れないで。 誰も入ってこないで。 二人だけにして。 僕と僕が互いに笑いあう光景は端から視たら不気味かもしれないけれど、 二人で…

あたしの感情には余裕がないの あたしなんてあたしじゃない 乗り越える術なんてない 特別壁が大きいのじゃなくて、壁と天井との隙間が狭いのよ 混乱して手首を深く深く切り刻むあたしをどうか助けてください 発狂してしまいます 隣には既に発狂した猫が暴れ…

心に色を灯せよ 色彩を視よ 心に灯せ ムショクとアンテイから脱するのだ

青い悲しみの水に溺れているような 橙色の酸性雨に晒されているような 君が、君の君たる所以を傷付ける様を溺れながら見ていた、あたしも グラスをわった 手首をきった あたしの体を滴る血をあなたにあびせたい 悲しい色が少しでも別の色になるように

暗い暗い、部屋の中に誰かいた。 僕は彼の、壁に解けて逝く様をみていた。 朝日。 突然、天使の様な光が差し込んだ。 記号の少女達が戯れる。 手から手が生えてきた。背中から顔が生えてきた。 新しい扉を見つけたときの感動。 背面から黒い光が差し込んだ。…

あたしは、死にたい、じゃないよ 殺されたい、じゃないよ 消えたい、じゃないよ 楽に生きたい、じゃないよ ただ眠りたいだけ 眠るときに君を視たいだけ 目が覚めた時に君を視たいだけ ただそれだけでいい それだけでいいのに

omoide in my headより

目眩とオトモダチ。 ワケアリの僕たちを迎えるのは白昼夢色の電車の窓です。

暗い暗い、部屋の中に誰かいた。 僕は彼の、壁に解けて逝く様をみていた。 朝日。 突然、天使の様な光が差し込んだ。 記号の少女達が戯れる。 手から手が生えてきた。背中から顔が生えてきた。 新しい扉を見つけたときの感動。

掃除したいよ 頭の中をね 箒を突っ込んでキレイにするの、掃除機じゃだめ そしたらあたしの逆転勝ちだわ 雑念を取り払ってあたしの逆転勝ちよ