君が君を嫌いでも、僕は君がすきだよ。
例えばさ、パァーンて撃たれたら喜んで楯になるし、
暴漢に襲われたら君を抱いて全力で逃げるよ。


君を大切にするということは、僕を大切にするということ。僕は君を大切には出来ない。
僕は僕が嫌いなんだよ、君と同じで。だからとても難しいよ。
体中切り刻んで血塗れになりたいし、夜中徘徊して連れ去られたいし、いつだって縊死出来る。
君を大切に出来ないというのは、そういうこと。ごめんなさい。
でもあれだよ。大切には思っているんだよ、ほんとうに。ただ行動がそれを証明するに足りないだけ。
切なさだけが好きなんじゃない。君本体が好きなんだから、理由なんてきかないで。そんなものないよ。
君と一緒に眠りたいな。君が眠れないのは知ってるよ。もし可能なら、眠る僕を視ていて欲しい。
起きた時に側に居て欲しい。お料理を作ってる、なんていうのも素敵だけれどね。
嗚呼でも、もういい、もういいです。もういいです。
君に貰ったブレスレットを着けた右手を大切に大切に。