俺「おい、死なせたくないなら生きろよ。」
俺「・・・。」
俺「悲しませたくないなら生きろよ。」
俺「・・・・。」
俺「ほんとうは興味ないのだろ、誰にも、何にも。自分にも。」
俺「・・・そ。」
俺「そんなことない。決して無い。」
俺「なら行動で示せよ。醜くても生きろよ。」
俺「ごめんなさい、だめなの、ほんとうにもう、だめなの。」
俺「俺は俺を見棄てるよ。みんなもうお前を見棄ててるよ。それでも生きろよ。」
俺「死ぬのに音楽を使うなよ。iPodなんか壊しちまえよ。」
俺「俺が俺を見棄ててる、それは知ってるよ。以前から知ってる。崇甫の事を正確に把握する人は崇甫の身の回りには近寄らない。そしていまみんなに見棄てられようとしていることも知っている。でもなんだか遠いなあ。よくわかんない。よくわかんないまま死ぬの?道連れに?わけわかんねえよ。」
俺「関係を持つ、という事がどういうことか、解ってないだろう。」
俺「解ってる。覚悟する、ということ。解ってる。」
俺「解っていない。解っていたら死ぬ手配はしない。」
俺「だって、怖いんだもの。独りは嫌なんだもの。」
俺「死ねよ。ほんとうに。」
俺「死ねよ。死ねよ。」
俺「解ってる。全部解ってる。」
俺「で、どうするの?」
俺「解ってる。全部解ってる。自分がきちんと築かれた人間でない事なんてよく解ってる。全部解ってる。」
俺「id:mi03。彼女を殺したらお前を殺す。地獄に落とす。地獄に落とす。」
俺「彼女は死ぬべき人間ではない。お前もまだやれる事はあるだろう。」
俺「やれることはある。確かにそれは解ってる。全部解ってる。でもやれない。全部解ってる。」
俺「解ってる解ってるうるせえよ。」
俺「解ってる奴は黙って働けよ。音楽をしろよ。」
俺「だめなんだ、だめ、だめなんだ。何が駄目なのかはこの期に及んでも絶対言えない。死にます。」
俺「・・・・。俺はさ、お前を死なせたくないよ。もっと何か、表現出来る人間だと信じてる。」
俺「苦しめよ。苦しんでる人なんていっぱいいるでしょう。苦しめよ。」
俺「でも独りで苦しめ、人と苦しみを分かち合うな。」
俺「とびきりの明るい人間になれ。素敵な人間になれ。生きろ。」
俺「だめなんだ。ごめんなさい。死にます。見棄てて下さい。さようなら。人殺しになりました。最低でした。すきでした。ほんとうにほんとうにすきでした。死なせたくない。」
俺「だから、だったら醜くてもいいから一緒に生きろ。そう選択しろ。」
俺「ごめんなさい。さようなら。」