Ineedmorepower!

俺「…。」
俺「よう。」
俺「ようじゃないちくしょうまた出てきたの。」
俺「もう絶対書かないって決めたのにね。」
俺「うううちくしょう強さがほしい…。体鍛えようかしら…。」
俺「そんなこと言ってるから俺たちが出てくるんだよ。」
俺「鍛えたって鍛えた人には勝てないよ。君はその弱さを大切にしなきゃ。」
俺「それでも部活してる中学生くらいにはかてるでしょう。僕の前に恐怖するでしょう。」
俺「決めた!鍛える!」
俺「…攻撃は最大の防御、とよく言うじゃない。」
俺「他人を傷付けることは確かにたのしい。そして傷付けられたり恐怖してしまったらへろへろになるんだ。でもさ、傷付けられないことばかり考える、強くなりことばかり考えることがすなわち弱さを表してることを知りなさい。イヤ、気付いてるんでしょう。解ってるはず。」
俺「俺達は決して君の理解しないことを言わない。無意味な説教はしない。」
俺「…はい…。」
俺「強い弱い、ぶっ飛んでるぶっ飛んでない、そんなことを考えてる限り君は弱いし地に足がついてるんだ。」
俺「相手がどんなに恐かろうが、大切なものを傷付けられたら戦うんだ。わかったかい。」
俺「…はい。」
俺「俺達は君の心が清く強くなればなるほど霞んで行くんだぜ。俺達が君に説教する有り難さを知りなさい。」
俺「…はい。グスン。」
俺「よしよし。今日はこのあたりで勘弁しよう。俺達は君を泣かすために出てきたんじゃないんだよ。」
俺「…う…。グスン。」
俺「どうしたの?」
俺「バス代が…。」
俺「…。」
俺「…お、俺の話をきけぇぇぇぇ……!!」
俺「…。」
俺「…。」
俺「…。」
俺「…。」