感情というものは、そこにある現実を有機的に捉えることによるものだ、というのが持論であって、それは、感情が何かの原動力である、という考えにも繋がる。
人をすきになる、を例にとると、そもそも男女の性的な役割が違うのだからすき、という感情のもたらす原動にも性差が生じることは当然のことと言える。
男性であれば、女性に受け入れられる為の行動をもたらされるし、女性であれば男性に、受け入れられたい、と思わせる行動をもたらされる。
僕は雄として生まれてきたので雌のことについて深く考察することは避けるけれど、基本的には男女ともにセックスへと様々なステップ、感情を経て向かうものであるのは間違いない。

男性のすき、のもたらす原動は女性に受け入れられる為のものだ、とは上で述べたけれど、具体的には相手に優しくするだとか、負荷を女性よりも多く負担するだとか、そういった過酷なものだ。そこにすき、という感情が無ければただの苦行でしかない行動も、男性は自然にやってのける。
セックス直前に限れば前戯というものが存在するし、甘いムードを醸し出さなければならない。
すき、という感情について考えることは非常に有益だと感じるのでしばらくは考えていこうと思う。