holyfFuckin'-shit!

音楽に限らず、芸術全般は受け手に固有の精神状態を要求する。音楽を例にとるとするならばヴィジュアル系のファン、アンダーグラウンドミュージックのファン、渋谷系のファン、ヒュージョン(フュージョン?いつまでたってもカタカナで書けない)のファン、その他様々のジャンルについてファンに一定の傾向が存在する。(勿論ジャンル分けを否定する立場や雑食性の高い受け手も存在するが、やはりある程度は否めない。)

これに従うと、いわゆるj-popが一般的たる、大衆的たる所以はその要求する精神状態、及び経験が一般的大衆的である、ということに因ると言えるであろう。

そして一般的大衆的な精神状態には破滅感、恍惚感、中毒性などが含まれておらず、従って熱烈なファンの少ないことは否定出来ないと思われる。

指よりも針が物を貫くが如く、芸術にも同様の傾向がある程度認められるであろう。

追記:大衆的な精神状態を要求するj-pop、それに似た傾向を持ったものをポップな曲だ、と言った風に表現するが、以上の事からポップ且つ深淵な魅力を放つ音楽が如何に優れた感覚によって齎されたものであるか、という事についても一定の理解がえられると思う。