血の緑色に光る浴槽に浸かるあたしのこの美しい体を視て。
あたしのこの美しい体を視てよ。
あたしは美しい。


あたしは服を纏わずに外に出るの。
肌に触れる風の赤があたしをあたしとして認めさせてくれる…。
アァ、消えて無くなりたいわ。
あたしは初めから居なかったのよ、とても。
そうでしょ。お願いよ。

あたしは初めから居なかったのよ、とても。

お願いよ。衰えないうちに、サァ。お願い。