目を瞑っていたら、ナンバーガールのfight fightのイントロが頭の中で勝手に流れ出して、いつのまにかdelayed brainに変わっていて、そのアレンジは間違いなく原曲を越えていました。
あまりにも自分の意志と関係無く流れ出したので驚きました。
何だったのだろう。
うとうとしているときに音がきこえることはよくあるけれど、もっと意識が鮮明で、音も鮮明でした。
何か音源を普通にきいているような。

崇甫、とかいてしゅうすけ、と読ませる。
未だにしゅうすけ、が好きになれない。崇甫、は好きなのだけれど。
幼い頃から、「お名前は?」と聞かれるとまともに答えられなかった。
自分が嫌いだった。物心付いた頃から。
今までよく生きてきたものです。驚きのような、呆れのような感情を覚える。
自分が嫌いだったので名前もはっきりと言えず*1、不気味な人生を過ごしてきた。
ずっと眼を逸らし続けて来たのだけれど、歳を重ねるにつれ直視せざえるをえなくなってきていて、もうなんだか。
周りの人間はどんどん大人に、素敵になっていくというのにね。
だからすき、と言われて嬉しい反面、素直になれない。
うえーん、うえーん。

*1:自分嫌いでも自分の名前を好きな人は居るけれど。

ベッドで抱き合う

ベッドで抱き合う。二人で。
彼が上で私が下。
お互いの耳元にお互いの口元が触れていて、リアルな声がきこえる。彼の重みを感じる。
私たちは仕事を終えて毎日、囁き合う。
「このまま一本の刃物に貫かれて、一緒に苦しみながら死ねたら素敵なのにね。」って。
そのまま幽体離脱して二人で手を繋いで、シーツに染み込んで行く二人の血を視ていたい。
ウットリするんだろうな。素敵なんだろうな。それでお仕舞いなんだろうな。
それでいいのかな。
二人、ピタリとくっついて、朝を迎える。
現実が戻ってくる。二人の世界は又、崩れてゆく。
私たちには解らない。この毎日が正しいのか、私たちの抱く願望が、それでいいのか。どうか。
・・・。別れよう。私たち、たぶんそれが一番の道。
二人だけの世界、確かにあまいけれど、私たちにはそれしか無い。
一緒に生きてゆくには拙過ぎる、あまりにも。
一緒に生きてゆくには弱過ぎる、あまりにも。
今日仕事を終えたら、彼の耳元で囁こう。「別れよう。」って。
私たちの最後の、あまいこと。
次の朝から私だけの日常が、ハジマル。

pr-ostitution÷time limit

自暴自棄になった。
得体の知れない、下らない男に体を売って、愛する男の手を自ら解いて。
あとで後悔してシットリ、泣いてもフラフラ、喚いても、
あたしにはあの人の体に触れる権利はもう無いのだわ。
こんな体なんか、もう要らない。捨ててしまいたい。
売れる、確かに売れるわ、この体は。
価値がある。みなが美しい、という。
だけれど、あの人が触れてくれないこの体に、あたしはなんの価値も見いだせないの。
あの人は優しい。こんなあたしにまた、手を伸ばしてくれている。
でもだめ、だめなの。あたしはもうあなたと手を繋げる人間では無いのです。
だめよ、他の女にこの体はあげない。最後まであたしのものよ。あたしが最後を見届ける。
エレベーター独特の浮遊感に身を委ねながら、
新月の夜に、あたしは覚悟する。
この体は飛び散る事になる。
31階に着いた。・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・ごめんなさい、あたし、ほんとうは老いて醜くなるまであなたのもので居たかった。
死にたくない、死にたくない、死にたくない。怖い。飛び降りる、どんな感じなの?
嫌、死にたくない。死にたくない。
最後まで自暴自棄に、悲しみながら死にたかった。躊躇なんかしたくなかった。
自暴自棄は長続きしない。垣間見える死、手が届かないのは常の事。
ポケットの携帯電話が鳴る。あの人からだわ。
迷っているうちに、携帯電話は静まり返ってしまった。
あの人に電話をかけたい、かけたい。おはなししたい。声が聞きたい。死にたくない。止めてほしい。
ここまで来てほしい。一緒に死んでほしい。あの人には生きてほしい。あたしを忘れてほしい。あの人を忘れたい。死にたい。死にたくない。
プルルルルルッルル
「もしもし」
あの人の声・・・・。ああ、あたし、満たされて行く。
「いまから死のうと思うの。あなたの住んでいるマンションの屋上に居るわ。これがせめてもの償いよ。」
「償い?死ぬ事は償いにならないよ。」
「・・・・・。」
「・・・・。」
「・・あたしね、あなたの隣に居る資格は無いと思って、いまのいままで死ぬつもりだったの。でも、やっぱりあなたがすき。死にたくない。もう一度、御願い。」
「僕はいつでも君を待っているよ。いまから屋上に向かうから。動かないで待ってて。」
「うん。」


生きよう。犯してしまった過ちはもう二度と消えないけれど、

崇甫、とかいてしゅうすけ、と読ませる。
未だにしゅうすけ、が好きになれない。崇甫、は好きなのだけれど。
幼い頃から、「お名前は?」と聞かれるとまともに答えられなかった。
自分が嫌いだった。物心付いた頃から。
今までよく生きてきたものです。驚きのような、呆れのような感情を覚える。
自分が嫌いだったので名前もはっきりと言えず*1、不気味な人生を過ごしてきた。
ずっと眼を逸らし続けて来たのだけれど、歳を重ねるにつれ直視せざえるをえなくなってきていて、もうなんだか。
周りの人間はどんどん大人に、素敵になっていくというのにね。
だからすき、と言われて嬉しい反面、素直になれない。
うえーん、うえーん。

*1:自分嫌いでも自分の名前を好きな人は居るけれど。

ベッドで抱き合う

ベッドで抱き合う。二人で。
彼が上で私が下。
お互いの耳元にお互いの口元が触れていて、リアルな声がきこえる。彼の重みを感じる。
私たちは仕事を終えて毎日、囁き合う。
「このまま一本の刃物に貫かれて、一緒に苦しみながら死ねたら素敵なのにね。」って。
そのまま幽体離脱して二人で手を繋いで、シーツに染み込んで行く二人の血を視ていたい。
ウットリするんだろうな。素敵なんだろうな。それでお仕舞いなんだろうな。
それでいいのかな。
二人、ピタリとくっついて、朝を迎える。
現実が戻ってくる。二人の世界は又、崩れてゆく。
私たちには解らない。この毎日が正しいのか、私たちの抱く願望が、それでいいのか。どうか。
・・・。別れよう。私たち、たぶんそれが一番の道。
二人だけの世界、確かにあまいけれど、私たちにはそれしか無い。
一緒に生きてゆくには拙過ぎる、あまりにも。
一緒に生きてゆくには弱過ぎる、あまりにも。
今日仕事を終えたら、彼の耳元で囁こう。「別れよう。」って。
私たちの最後の、あまいこと。
次の朝から私だけの日常が、ハジマル。

マイナス一億℃の中指を君の中に。

悲しみに溺れて薄れていくにんげんなんて、二年前に辞めていた。といいたい。
アルバイトで現実世界にどんどん、引き戻される。掠れていた感覚が返ってくる。お帰りなさい、ただいま。
恐怖していた感覚だ。
二人だけの空間にはとても短いじかんせいげんがあるし、どれだけ深く切っても血は止まります。
でもアルバイトにも勿論、じかんせいげんがあって、自分の血を視て安心するよりもすきな人に貰ったものを身につけて、それを視て頑張る方が素敵だ。とても。
悲しみ、それも素敵だけれど、それだけではありません、10代のキミタチ。。id:cotoaさん、アリガトウ。僕は知っています。